時代の斜めうしろ

NO FEAR

新潟縣立自然科學館でやつてる「お化け屋敷で科学する！〜恐怖の実験〜 in新潟」を友人と見に行きました。

博物館でお化け屋敷? となんかミスマツチですが、會場には設へてあつたお化け屋敷は、さすがにちやちいのですが、それでもなかなか怖く驚かされます。

それにしても、ぼくらの後に入つてきた小學生の團體が、「ごめんなさいごめんなさい」と繰り返しながら進んでたのですが、結構お化け屋敷でいつてしまふ人は多い氣がするけど、なんで「ごめんなさい」といふのだらう。自分で怖い目を見たくて入つてるのに、誰に謝つてるんだ。

でわーきやーとその子たちがぼくらを追い越してしまつたので、追い越すタイミングで「わーつ」と脅かしたらさらに「ごめんなさいごめんなさい」いひながら逃げてつた。友人にもいはれたが、惡いことしたなあ。

とはいへそこは博物館、お化け屋敷を出ると屋敷の裏側に出て、仕掛けを見たり、今度は仕掛けを動かして、中にゐる人を驚かすことができるのです。つまりなぜお化け屋敷は怖いのか、人間はなぜ恐怖を感じるのか、を體驗と觀察から學習することができるやうになつてゐるわけです。

ぼくは怪談は結構好きなので、「なぜ恐怖を求めるのか」、お化け屋敷や怪談話は世に盡きないわけで、そこも學習できたらよかつたかな。

でも驚かすはうに回れるお化け屋敷つていふのもなかなか面白い、と思ひました。ですが一緒に回つた友人が、

「驚いた顏を見られてたわけだよね」

さう考へるとちよつと恥づかしいかも。でまあ「仕返し」ぢやないけど、仕掛けを動かして驚かしてみた。脅かすのも結構面白い。友人に「意地が惡いね」とまた言はれましたが。