環境教
(2010年11月 1日 21:59)
前回紹介した「スティーヴン・D・レヴィット スティーヴン・J・ダブナー『超ヤバい経済学』 神は細部に宿り給う」より孫引き。
もっとも善い教えは皆そうであるように、気候変動という恐れは、罪の意識と自己嫌悪をほしがる私たちの心を満たす。また、人の心にいつもある、技術の進歩は神罰を受けなければならないという思いを満たす。気候変動の恐れはこの重要な点で宗教に近い。また、神秘に包まれている点や、贖罪や償いのための営みが、何らかの意味で成功したかどうか、ついぞわからないところもそうだ。
“環境問題”は“科学的”であるやうで科學的ではない。多分に政治的、宗教的である。
空になつたペツトボトルを洗つてゐると、企業は本氣で“リサイクル”なんかする氣は無いんだな、とつくづく思つてしまふ。きれいに洗つた上に、しち面倒くさいラベル剥がしまでしなきやならない。
家ではペツトボトルを自家製の麥茶などのボトルにしてゐるのだが、かーいふ“リユース”は企業は望んでゐないんだらうな。
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環境問題は突き詰めると、人間が生存する環境維持手段に過ぎません。純粋な科学よりは工学的な分野だと思います。
近年の環境問題と言えばはっきりしない問題が多いので嫌悪感を抱く人が増えていますが、四日市喘息や水俣病、地デジ非対応テレビの違法投棄なども環境問題の一つです。
最近のペットボトル回収などは全体で見た場合に良い形なのか不明瞭ですが、一方で廃棄物量の増を単純に受け入れて廃棄物処理のために税金を上げ続けることを歓迎する人は少ないように思います。
また、クールビズもネクタイを無理に止める必然性はない一方、社員の冷房費を負担(商品に転嫁)してまでネクタイを締めて欲しい人、役所の冷房費用の税金を多く払ってまで公務員にネクタイを締めて欲しい人もそれほど多くなかったのだと思います。
エコについてはまず意味の無い無駄は省き、不自然なものはなるべく排出しないという原則からだと思います。