時代の斜めうしろ

2010年12月

G.O.G〈ガンダム・オブ・ゴールド〉

(2010年12月27日 23:27)

遊園地は「金色だから“ガンダム”とは別物だ」つて言ひ逃れるつもりだつたのかもしれないけど。

百式つて、當初“ガンダム”として開發されたのだから、“金色のガンダム”もあるんだよね。

最近やつてた新作ガンダムでフルパワーで金色になるのもあつたやうな。

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ヤマトパン

(2010年12月26日 22:01)

近所のスーパーで賣つてゐたので食べてみた。味は普通の黒糖パン。

しかし“ヤマト”で「“沖縄”黒糖味」つてのは、なにか意圖があるのか、と思つてしまふのは穿ち過ぎだらうか。

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政教分離

(2010年12月25日 22:55)

今日、近所の公立圖書館行つたら、クリスマスツリーが飾つてあつて、クリスマス本とお正月本コーナがあつた。

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SPACE BATTLESHIP ヤマト

(2010年12月21日 23:46)

デスラーは顏を青く塗つた伊武雅刀さんだと思つてたんだが、まああれもアリか。

“はやぶさ帰還”“ヒ素細菌”など、なかなか時期的にタイムリーな公開であつた。

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映像漫畫題名事情〈アニメのタイトルのつけかた〉

(2010年12月18日 23:01)

こないだTSUTAYAに行つてアニメコーナに行つたら、『エマ』に「英國戀物語」と言ふサブタイトルが附いてるのを見てふと思つたんだけど、マンガがアニメ化されるとサブタイトルが附くことが多い。

『ベルセルク』なんか「剣風伝奇」だし。まあまさに「剣風伝奇」なんだけど。『エマ』は見たこと無いけど實際「英國戀物語」らしいし。「英國女中物語」ぢやちよつと趣に欠けるし。

でも『封神演義』のサブタイトルが「仙界伝」なんだが、そもそも“演義”つてのは「傳説」とか「神話」つて意味だし、“封神”は「神の由來」、“仙界”と同じやうなもので、屋上屋なタイトルだなーと當時思つたのを思ひ出したよ。

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一服しながら考えた

(2010年12月17日 23:07)

こないだニユースで知つたんだけど、嫌煙の世の中今後存續出來るのだらうか。

“禁煙”してる人でも年に1度堂々と煙草を吸える機會だつたりして。

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■■■■■

(2010年12月17日 00:11)

官憲の規制に大聲上げて反對するほどには、出版社の「自主規制」には文句出ないよね。

都が“青年向け”であるかさうでないか「仕分け」してくれるんだから、「自主規制」なんかやめたらいいのに。

「都知事は若い頃よつぽど『破廉恥』な作品を書いてるくせに規制なんかできた身か」なんてのは條例改正が可決される前から言はれてたが、まあ石原知事は「俺の書いたものは藝術だ」と胸を張つて言へるだらうね。…“前非”を悔いたから規制する側にまはつたとか。

もつとも條例を可決したのは都知事ぢやなくて都議會なのだが。まあ都議會よりは都知事のはうが“標的”にはしやすいだらうけど。

反對派も、漫畫家や出版社の人間を都知事選に立候補させりやいいのに。公約は「青少年健全育成條例の撤廢、エロマンガの合法化」。ちばてつや先生あたりなら當選しなくもなささうな。

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ブラケ

(2010年12月15日 21:28)

アメリカで禁酒法が施行されてたとき、酒がマフイアの資金源、“闇市場”化したけど、マンガもさうなつたりして。

コミケや同人誌專門店なんかすでに“さう”なつてるか。今や同人誌も商業誌に遜色無い出來だし。

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♪タ・ト・バ タトバ タ・ト・バ!

(2010年12月 9日 23:31)

ふりかけを近所のコンビニに買ひに行つたら丁度「仮面ライダーオーズふりかけ」しかなくて、洒落で買つてみたら、中身は子ども向けだからと云つて甘くしてあるわけでもなく、普通のふりかけだつた。

で中身が、たまご・おかか・さけ・小魚なのね。

たまごと、魚を「とと」とも言ふから「タ」と「ト」は揃つてる。「馬鈴薯澱粉」でも入つてたら「バ」も揃ふのにな、と原材料欄を見てたら、「バター」が入つてた。

さすがに「オーズふりかけ」はアマゾンでも扱つてなかつた。「のりたま」はあるんだけど…

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『神はなぜいるのか?』 パスカル・ボイヤー著

(2010年12月 5日 23:59)

内容についての解説は以下參照。

本書において、「死」についてなぜ人間は特別な感情を抱くのか、と言ふことに就いて、まず“死體”は“汚染源”であり、捕食者を招き寄せる危險な存在である。一方でそれは知つてゐる人間であり、しかし今後新たな關係が築かれることはない。さうした“死體”に對する樣々な認識が複数の「推論システム」に働きかけ、「死」に説明を輿へ、それが他人の「推論システム」にも傳達されることで、「宗教」となる。

無論「死」は宗教の一側面でしかないが、前にぼくも「なぜ宗教は『死』について扱ふのか」と云うことを考へたことがあり、本書からするとぼくの考へはあながち間違つてもゐないやうである。

ただ、これも前にぼくが言つた「「信仰」は「自分は『何のために』ここにゐるのか」といふ問ひかけに對する答へである」、と云ふやうなのは「科学と“共存”するために“理想化”された宗教でしかない」とも本書では述べており、ここはぼくも考へ直してみるべきかと思つた。

宗教を信じる人間は、特別“愚か”と云ふわけでも“蒙昧”と云ふわけでもない。人間の「認知推論システム」は信心深い人間でも無神論者でも變はるところはなく、特別差異があるわけでもない。ボイヤー氏が言ふ通り、現實に人間は宗教を信じるのだから、「宗教は迷信でしかない」と“排除”するのではなく、「なぜ人間は宗教を信じるのか」を研究するはうが“科學的態度”であるとぼくも思ふ。

この本を讀んだあと、とりあへず佛壇に手を合はせたくなつた。

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