第65巻「闇の封印」

地下鉄の工事に不審を抱いてゐた若手代議士の友人が死體となつて發見される。友人の無念を晴らすため調査を開始した代議士だつたが、黨の大物から眞相が明かされる。戰時中ソ連と取り交はされた密約の文書“S-書簡”が永田町の地下に埋つてゐるといふのだ。国立国会圖書館国会分室、地下鉄永田町驛、「水に浮かぶ議事堂」、風呂敷、根岸慎三、中田丸助、幸田武吉、工藤田。

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