時代の斜めうしろ

頓智

(2010年11月 8日 23:03)

「この屏風のトラを縛ることが出來るか?」

「かしこまりました。ではトラを屏風から追ひ出してください」

「危ないから縛れと言つておるのぢや!」

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『100万回生きたねこ』佐野洋子

(2010年11月 8日 02:03)

これも『ねないこだれだ』に竝ぶスタンダード。

佐野陽子さんに謹んで哀悼の意を表します。

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對等

(2010年11月 7日 21:41)

ぼくが望むのは對等な議論だ。對等でありさへすれば全く正反對の意見でも耳を傾ける。議論は互ひに對等の立場が無ければ成り立たない。

だが「年長だ」「經驗者だ」と氣取り自分を“上”に置いたり、「味噌つ滓」「負け犬根性」と相手を“下”に見たりしてゐては“對等”に議論は出來ない。それは議論ではなく、「負け犬根性の味噌つ滓は、大人しく年長の經驗者に從へばよいのだ」といふ、ただの押しつけでしかない。

それに「年長」「經驗者」といふのは自分でことさら吹聽するものではない。言動が伴つてゐなければなほさら輕蔑されるだけだ。

そもそもネツトで「年長」「經驗者」だと言つたところで意味がない。「爺」と名乘つたところで實際は10代かもしれないし。

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「メジャー」を通り越して

(2010年11月 6日 21:30)

Twitter / かふし:『ねないこだれだ』つて繪本ではメジャーな方なん?

“スタンダード”と言つていい。

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『マネジメント-基本と原則・エッセンシャル版』P.F.ドラッカー

(2010年11月 5日 23:05)

これを讀んで、理解して、部活動の經營に生かせる高校生は相當頭がいいと思ふ。

1回通讀しただけなので、“マネジメント”のなんたるかはさすがにまだ理解できてはゐないけど、いはゆるビジネス書—「かうすれば成功する!」「成功者の人生に學べ!」みたいなお手輕な“ハウツー本”ではなく、「マネジメントとはなにか」「なぜマネジメントをしなければならないか」といふ本質を述べてゐる。

だから讀み捨てのビジネス書とは違ひ、30年以上も讀まれてゐるのだらう。“ハウツー”には流行り廢りがあるが、本質は變化しないものだ。

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環境教

(2010年11月 1日 21:59)

前回紹介した「スティーヴン・D・レヴィット スティーヴン・J・ダブナー『超ヤバい経済学』 神は細部に宿り給う」より孫引き。

もっとも善い教えは皆そうであるように、気候変動という恐れは、罪の意識と自己嫌悪をほしがる私たちの心を満たす。また、人の心にいつもある、技術の進歩は神罰を受けなければならないという思いを満たす。気候変動の恐れはこの重要な点で宗教に近い。また、神秘に包まれている点や、贖罪や償いのための営みが、何らかの意味で成功したかどうか、ついぞわからないところもそうだ。

“環境問題”は“科学的”であるやうで科學的ではない。多分に政治的、宗教的である。

空になつたペツトボトルを洗つてゐると、企業は本氣で“リサイクル”なんかする氣は無いんだな、とつくづく思つてしまふ。きれいに洗つた上に、しち面倒くさいラベル剥がしまでしなきやならない。

家ではペツトボトルを自家製の麥茶などのボトルにしてゐるのだが、かーいふ“リユース”は企業は望んでゐないんだらうな。

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生物多樣性

(2010年10月31日 21:46)

「温暖化」つて聞かなくなつたと思ひませんか?

「環境ホルモン」にしろ「オゾンホール」にしろ、解決したわけぢやないのに。

結局、環境問題つてのは“ビジネス”でしかないのではないか。“トレンド”があることもさうだし。「生物多様性〈biodiversity〉」も最近出來た言葉ではなく1985年にはすでに提唱されてゐた。だがニユースで取り上げられるやうになつたのは最近のことだ。愛知で10月に行はれた「COP10」だつて、多樣性を守らうと言ふ目的の1つは生物が“資源”だからである。資源としての生物は多樣であつた方が有用だからだ。

「生物多樣性」にしろ「温暖化」にしろ、環境を保全しようと思つたら經濟を縮小するしかない。他の地域や国にまで經濟活動—生物多樣性に影響が及ぶグローバル化なんてもつてのほか、といふことになつてしまふ。

“不況”のせゐで企業の業績が落ち、そのおかげでCO2排出量を削減できたわけで。

“陰謀論”は好きではないのだけど、この今の世界的不況つて、枯渇しかけてる資源の節約のためわざと經濟規模を縮小させてゐる、つてことはないのだらうか。

參考

「スティーヴン・D・レヴィット スティーヴン・J・ダブナー『超ヤバい経済学』 神は細部に宿り給う」の引用部分。

「ガイア教の天使クジラ」カテゴリもおすすめ。

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間違ひの喜劇

(2010年10月24日 21:49)

間違つたことをいふ人間は、發言する資格がない

この命題は眞か。

“對偶”をとつてみる。

發言する資格があるのは、間違つたことを言はない人間である

これが眞ではないことはいふまでもないだらう。間違つたことを言はない人間なんてゐるわけがない。ゐるとすればそれは“神樣”である。よつて冒頭の命題も眞ではない。

人間は「間違つたこと」をいふから、“議論”がある。互ひに意見を—間違つてゐるかもしれないことを承知で“發言”を出し合ひ、“間違ひ”を指摘しあつて、より“正しい”意見に近づけるためである。

冒頭の間違つたことをいふ人間は、發言する資格がないが“正しい”といふ人間がゐるとすれば、それは自分が“常に正しい”と考へてゐるからである。さうでなければ、まづ自分自身に發言の資格がないことになつてしまふ。前述のとほりこの命題は正しくなく、“間違ひ”なのだが、しかし間違つたことをいふ人間でも發言する資格はあるのだから、この命題を主張する自由もある。—他人から「その意見は間違つてる」といはれるだけだ。もつとも主張した本人は自分が“常に正しい”と考へてゐるから、その“正しい”自分の意見を否定する人間こそが“間違つてゐる”、發言する資格がない、そんな奴らの意見など聞き入れる必要はない、と考へるだらうけど。

ぼくがwebで發言するとき、自分の意見が100%正しい、と思つて發言してゐるわけではない。逆に、間違つてるかもしれないけど、間違つてゐるかもしれないからこそ、世に“問ふて”みよう、と考へて發言する。もし間違ひであればその間違ひを指摘してもらひ、意見を修正する。指摘が納得いかないものであれば意見を變へる必要はない。

「反證主義」といふ言葉を最近知つたのだが、ぼくの考へがこの主義の理念に近いものであり、“間違ひ”ではないことを知つて非情に心強かつた。

參考;(10月30日 23:30)

話せばわかる 神は細部に宿り給う
「對偶」をとる、といふ方法はどこかで見た記憶があつたんだが、ここだつた。
お互い人間なんだから、話せばわかる、といふには、「あなたの話は私も分かる」といふ姿勢でなければならない。

追記;(11月23日 23:30)

Twitter / かふし:延々が永遠になりさうな位なんだけど、援護出來る智識が無い

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合理主義

(2010年10月23日 23:48)

人間は不完全である。

だから、完全な物である“理性”に合致した言動を採らうとするのが“合理主義”である。

だが理性は完全であつても、人間がいかんせん不完全であるから、理性を完全に扱ふことはできず、合理主義も完全とはならない。

だからと言つてどうせ完全になれないからと言つて合理主義を捨てる必要はない。むしろ完全になれないからこそ合理主義でもつて完全に近づく努力が必要なのである。

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もしもしドラよドラッカーさんよ

(2010年10月14日 22:48)

『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(もしドラ)』の賣上げが100万部を超えた、てことでこないだ報道番組で特集してた。

で、『もしドラ』を實際の會社の經營に生かしてゐる、といふ事例を紹介してた。

その會社では1人の女子社員を主人公の女子マネに見立て、ほかの社員もそれぞれ登場人物に當てはめてチームを作り、『もしドラ』をテキストにして經營刷新、「イノベーシヨン」をはかつてゐる、といふことなのだが。

見てて、「違はないか?」と思つた。

その會社の會議のテーブルには『もしドラ』はあつたけど底本であるドラッカーの『マネジメント・エッセンシャル版』はなかつた。

特集では『もしドラ』の作者も出てたんだが、「『もしドラ』は95%が青春小説で、ビジネス書の部分は殘り5%」と作者自身も言つてゐるやうに、『エッセンシャル版』をネタにした小説でしかない。

『もしドラ』が經營の參考にはならない、といふことはないかもしれないが、參考にするんだつたら『マネジメント』をテキストにすべきであつて、『完全版』やほかのドラッカーの著作を讀破しろとはいはないが、せめて『もしドラ』の底本である『エッセンシャル版』を讀むべきだらう。

ドラッカーの著作は10年後も讀まれてるだらうけど、『もしドラ』は3年も經てば忘れられてるだらうな。

追記;(10月15日 22:10)

ちなみに、近所の圖書館には『エッセンシャル版』も『もしドラ』も兩方置いてあつて、『エッセンシャル版』は棚にあつてすぐ借りられるけど、『もしドラ』は豫約3ヶ月待ち。

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